離婚率の高さが話題になる昨今ですが、先日、夫婦関係の満足度について気になる調査結果が発表されました。
2024年7月、株式会社リクルートが運営する「リクルートブライダル総研」が、「パートナーシップ調査2024」の調査結果をリリース。
配偶者・パートナー関係の満足度を高めるヒントが詰まった興味深い内容になっておりましたので、本記事で取り上げていきます。
パートナーシップ調査2024から読み取れる配偶者・パートナー関係のポイント
配偶者・パートナー関係満足状況
上記「配偶者・パートナー関係満足状況」から読み取れるポイントは、以下の通りです。
- 満足層は60.3%、どちらとも言えない層は22.8%、不満足層16.9%。
- 男性の満足層は58.3%、女性では62.1%。
- 年代別では、60代(63.5%)が最も高く、次いで20代(62.8%)が高い。
3組に1組が離婚していると言われる昨今、不満足層が16.9%というのは、案外低めの数字ではないでしょうか?
また、60代の満足度が高い要因には、「子供の独立や退職で生活にゆとりが生まれている」「満足度が高いからこそ60代まで信頼関係が続いている」といった背景が推測されます。
20代に関しては、子育て世帯が少なく、育児や金銭不安といった夫婦が抱える問題に直面する前段階にあると考えられるでしょう。
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次に、上記「配偶者・パートナー関係への意識」から読み取れるポイントは、以下の通りです。
- 満足層の8割前後が「配偶者・パートナーとの考え方が違うのは当たり前だ」「結婚しても個人の人生を尊重すべきである」と回答。
- 60代は他の年代より割合が高く、異なる価値観を認め合う達観した関係性が窺える。
本サイトでも度々取り上げていますが、昨今の夫婦もカップルも別れの要因は「価値観」によるものが大半です。
したがって、互いの人生や考え方を尊重できる夫婦・パートナーの満足度が高いという点については、逆説的に考えても納得感の高い結果といえるでしょう。
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続いて、上記「育児・家事観」から読み取れるポイントは、以下の通りです。
- 満足層および60代の7割以上が「ある程度できていれば、家事は完璧でなくてもよい」「家事は自分と配偶者・パートナーで協力して行うものである」と回答。
- 20代は家事に対しての意識が高く、明確な分担を求め、外注にも抵抗がない傾向が見られる。
満足度の高い配偶者・パートナー関係では、育児・家事の平等や完璧さにこだわらずに、臨機応変に協力しあえる関係性が垣間見れます。
また、20代の家事に対する考え方には、ジェンダーレスや自由な働き方など、新しい価値観が反映されていることも考察できるでしょう。
配偶者・パートナーと良好な関係であることの影響範囲
最後に、上記「配偶者・パートナーと良好な関係であることの影響範囲」から読み取れるポイントは、以下の通りです。
- 配偶者・パートナーとの良好な関係が「人生の幸福度」「心の余裕」「生活の満足度」の向上に影響すると答えた割合は、いずれも7割超。
- 配偶者・パートナーとの良好な関係が「仕事のパフォーマンス」「仕事のモチベーション」「仕事の生産性」の向上に影響すると答えた割合は、全体で5割超。
配偶者・パートナーとの関係が、生活や仕事など人生のさまざまな側面に影響を及ぼすということが窺えます。
離婚率の高さが囁かれる昨今ではありますが、良好な関係であれば、夫婦・パートナーの存在が人生をより豊かなものするといえるのではないでしょうか?
まとめ|配偶者・パートナー関係の満足のカギは「個の尊重」と「柔軟性」
今回は、「リクルートブライダル総研」が発表した「パートナーシップ調査2024」より、配偶者・パートナー関係のポイントを解説させていただきました。
最新調査から配偶者・パートナー関係の満足のカギを読み解くと、「個の尊重」と「柔軟性」という2つの要素が浮かび上がります。
互いの価値観を理解し、尊重し合える関係性であれば、夫婦・及びパートナー関係の満足度は高まり、人生そのものを充実させることに期待できます。
また、多様化が進む昨今は、仕事や家事に対する「柔軟な考え方」が求められるため、臨機応変に協力し合えることも夫婦円満の重要なポイントといえるでしょう。
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