「子育てしやすい自治体ランキング2023」から気になる市町村をピックアップして考察してみる。

「子育てしやすい自治体ランキング2023」から気になる市町村をピックアップして考察してみる。

これまで「お見合いトラベル」では、“2025年問題”や“地方過疎”といった人口にまつわる社会問題を取り上げてきました。

そして同時に、婚活サービス事業で推進する地域活性化や地方の人口回復の必要性を説いてきました。

しかしながら、少子化や人口の都市部集中に対する自治体の施策は、未だ不十分であると言わざるを得ないのが現状です。

中には、どういった市町村の魅力が若い人を集めることに有効なのかという大事な部分を知らずに、過疎化の一途を辿る自治体も多いように思えてなりません。

では、果たしてどのような市町村が若い人口の増加に成功しているのかー?

その鍵を握る面白いランキングが「新・公⺠連携最前線」から発表されました。

-関連記事-

人口が減るとどうなる?迫る「2025年問題」とは?

人口が減るとどうなる?迫る「2025年問題」とは? 人口が減るとどうなる?迫る「2025年問題」とは?

「評判」と「実績」で見る子育てしやすい自治体ランキング2023

本ランキングは、「シティブランド・ランキング ―住みよい街2023―」の調査データと総務省の人口データを基に、全国の346市・区の「子育てのしやすさ」について同社が評価しランキング化したものです。

2023年10月に発表されており、最新の自治体の評価が反映されたランキングになっています。

本記事におけるランキングの注目点

指標になっている「子育てのしやすさ」は、若い世代の人口を増やす上で大きなポイントになります。

また、人口の一極集中が進む中、東京都以外で上位にランクインしている自治体はある種特別な存在であるため、取り組みや特徴を掘り下げることで、地方の人口増加につながるヒントが探れるものと考えます。

「子育てしやすい自治体ランキング2023」TOP10

「子育てしやすい自治体ランキング2023」TOP10は以下の通りです。

1位 中央区(東京都)
2位 千代田区(東京都)
3位 流山市(千葉県)
4位 港区(東京都)

5位 箕面市(大阪府)
6位 長久手市(愛知県)
7位 宗像市(福岡県)
8位 明石市(兵庫県)
9位 文京区(東京都)
10位 つくば市(茨城県)

引用:評判と実績で見る「自治体子育てランキング」|新・公⺠連携最前線

東京23区内を除く上位自治体は、3位 流山市(千葉県)5位 箕面市(大阪府)6位 長久手市(愛知県)7位 宗像市(福岡県)8位 明石市(兵庫県)10位 つくば市(茨城県)でした。

上記から特に気になる自治体を抜き出し、次項で詳しく解説していきます。

「子育てしやすい自治体ランキング2023」上位の気になる市町村

流山市(千葉県)

画像:流山市|都心から一番近い森のまち

流山市は、都市経営に「流山市ブランディングプラン」というマーケティング戦略を導入し、住みやすい市のブランディングと認知拡大に力を入れてきた自治体です。

「母になるなら、流山市。」「都心から一番近い森のまち」など、わかりやすいキャッチコピーで街づくりの魅力をPRし続け、2023年には6年連続人口増加率1位を記録しています。

また、流山のママがつくった「MAMAZINE(ママジン)」冊子の発行や、フォロワー1万人超えの公式X(旧Twitter)アカウントの運営など、話題性や露出につながる施策を進めることで、全国にその名を知らしめることに成功しています。

箕面市(大阪府)

画像:箕面市ホームページ みどりと子どもを育むまち

箕面市は、令和2年度〜令和6年度間で「第2期箕面市まち・ひと・しごと創生総合戦略」という施策を進めており、子育て施策を押し出した人口流入に力を入れています。

子育て支援の充実や出産しやすい環境整備といった人口増の好循環につながる仕組みづくりに加え、北大阪急行線の延伸とバス路線網の再編など公共交通の利便性向上を図っており、目に見える施策実施が自治体の確かな評価につながっています。

明石市(兵庫県)

画像:明石市ホームページ

明石市は、他の地方自治体に先駆けて子育て支援策など福祉政策の拡充を図ってきた市として、12年間市政を担った泉房穂元市長ともに全国的に知られています。

圧倒的な子育て世帯の支援策で人口が増え続け、増収をさらに施策に還元するという好循環を市政にもたらしました。

税金をしっかりと市民の還元し、増えた税収で支援を拡充する。本来の正しい政治を在り方が自然と移住者を増やしていくのです。

まとめ|目に見える取り組みとPR

「子育てしやすい自治体ランキング2023」から気になる市町村をピックアップして考察してみる。

あなたは、自分の住む街の子育て支援施策をご存知ですか?

知らないのであれば、それは正しい施策の在り方とは言えないでしょう。

本来、地方自治体の取り組みは住民に知れ渡っており、自由に利用を検討できるのが正しい在り方です。

人口に進歩が見られる自治体では、目に見える取り組みを実施し、しっかりと住民にPRする体制が整っています。

言い換えれば、何も手を打たない自治体は人口減少が続くということでもありますから、いかに早く抜本的な改革に取り組むかが、地方存続の鍵になると言えるでしょう。

「お見合いトラベル」では、婚活旅をテーマに全国各地でお見合いイベントを開催しています。身近な地域内での出会いではなく、全国各地と地方自治体をつなぐことで、継続可能な地域社会の実現に貢献しております。

詳しい取り組みについて以下の記事でもご紹介しておりますので、是非ともあわせてご覧ください。

「お見合いトラベル」について

今のあなたにおすすめの話

2024年、新成人人口が過去最低を更新【知ってほしい日本の現実】 2024年の新成人人口が過去最低を更新【知ってほしい日本の現実】 地方自治体(行政)×婚活サービスは過疎化に有効なのか?実情と課題を考察! 地方自治体(行政)×婚活サービスは過疎化に有効か?実情と課題を考察! 【過疎化・後継不足】全国の半数の市町村で5%以上の人口減少! 【過疎化・後継者不足】全国の半数の市町村で5%以上の人口減少!

コメントを残す