「ナシ婚」とは?式を挙げない理由と離婚率との関係を解説!

「ナシ婚」とは?式を挙げない理由と離婚率との関係を解説!

あなたはナシ婚という言葉を聞いたことがありますか?

従来は、入籍したら結婚式を挙げるという流れが一般的でしたが、最近は写真だけで済ませる「フォトウエディング」や、1.5次会とも言われるカジュアルな「レストランウェディング」など、結婚式の形にも多様化が見られるようになりました。

また、入籍はするけどセレモニーの開催にこだわらない人も増えてきており、本記事で解説する「ナシ婚」の増加につながっています。

「ナシ婚」とは?

「ナシ婚」とは?式を挙げない理由と離婚率との関係を解説!

「ナシ婚」とは、結婚式を挙げないで入籍することを指す言葉です。

一般的に、挙式と披露宴をどちらも行わない場合を指すことが多く、フォトウエディングや会食、結納だけで済ませる場合も「ナシ婚」と呼ばれます。

ブライダル総研が実施した「結婚総合意識調査2020」によると、入籍するカップルの約2割がウェディングに関するイベントを何も実施しておらず、さらにフォトウエディングや会食、結納だけで済ませたケースを含めると、約4割の人が挙式も披露宴も行っていないことが明らかになっています。

出典:結婚総合意識調査2020|ブライダル総研

式を挙げない=「ナシ婚」を選ぶ主な理由

「ナシ婚」とは?式を挙げない理由と離婚率との関係を解説!

では、式を挙げない=「ナシ婚」を選ぶ主な理由にはどのような事柄が挙げられるでしょうか——?

経済的な事情

まず第一に考えられるのが「経済的な事情」です。

結婚式は、挙式だけでも数十万円、披露宴も挙げるとなると何百万円もの費用がかかります。

また結婚する際には、他にも、指輪の購入や引っ越し、子育て資金など、様々な費用を確保する必要があります。

共働き必須の昨今の経済状況を加味しても、結婚式をやらない分、将来のためにお金を使いたいという方が多いと言えるでしょう。

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授かり婚

「授かり婚」では、前述した経済的な事情に加え、新婦の体調を理由に「ナシ婚」を選択する例が見られます。

結婚式は、数ヶ月に渡って準備を進める必要があるため心身に負荷がかかりやすく、当日まで万全の体調で過ごせるかどうかが妊婦にとって非常に難しいポイントになります。

また、ウェディングドレスもマタニティ仕様になるため、満足のいく晴れ姿で望めないことも「ナシ婚」に落ち着く理由に挙げられるでしょう。

面倒臭い/目立ちたくない

そして最近は、そもそも結婚式を挙げたくないから「ナシ婚」を選ぶという例も増えてきています。

  • 働く女性が増えてきていること
  • 初婚年齢が高くなってきていること

などの背景から、結婚式を望まない女性が増えてきており準備に労力を割けない」「ドレスを着るのが恥ずかしいといった声も少なくありません。

また、こうした事情からも、気軽に記念として残せるフォトウエディングや、親族にだけ結婚報告の場を持てる食事会などの需要が高まっていることが窺えるでしょう。

「ナシ婚」だと離婚率が高まる!?

前述した理由を見ていくと、結婚時の1つの選択肢として納得感のある「ナシ婚」ですが、実は「ナシ婚は離婚率が高まる」という調査結果も発表されています。

日本最大級の結婚式場口コミ情報サイトを運営する「みんなのウェディング」の調査によると、入籍して3年以上の既婚者600人と、離婚をしたことがある300人に向けた「結婚に関する意識調査」の中で、以下のような調査結果が発表されています。

  • 結婚生活が3年以上続いている夫婦の60%が挙式披露宴を行っている
  • 離婚したカップルの挙式披露宴実施率は40%に留まる

「ナシ婚」の夫婦の内、約30%が離婚しているというデータも提示されており、結婚式をする夫婦の離婚率は、ナシ婚夫婦の離婚率より低いという傾向が明らかになっていました。

本調査から、永遠の誓いを立てる結婚式のセレモニーは夫婦円満に効力があるということが窺えますね。

出典:結婚式を挙げた・挙げなかったで離婚率が違う!?|みんなのウエディングニュース

まとめ|自分たちにあった結婚のスタイルを

本記事でご紹介してきたように、「ナシ婚」を選択する理由は夫婦によって様々です。

中には、結婚式をしたくてもできなかったという夫婦もいるでしょう。

セレモニーを行った方が離婚率が低い事実は確かにありますが、大切なのは自分たち夫婦の現状にあった最適な選択をすることです。

もし「ナシ婚」で夫婦生活を始めたとしても、数年後に改めてウェディングパーティーを開催することは可能です。

特に最近は、子供のお披露目を兼ねて出産後に結婚式を開くケースなども見られます。

結婚式の必要性もタイミングも夫婦によって異なるということを理解し、自分たちにあった結婚のスタイルを模索していきましょう。

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