最近は、タイパ(=時間対効果)を重視するZ世代を中心に、「スピード婚」が増えてきています。
- 「恋愛に時間をかけるのはもったいない」
- 「効率よく最短で理想のパートナーと結婚したい」
という考えから、マッチングアプリなどを活用し、出会ってから数ヶ月、中には、数週間で結婚を決めるカップルも珍しくありません。
一昔前なら「早すぎるのでは?」と心配されそうですが、価値観が多様化する現代においては、新しい婚活スタイルの一つとして定着しています。
そこで今回は、「スピード婚」のメリットやデメリット、成功の秘訣などを解説します。
「スピード婚」とは?
「スピード婚」に明確な定義はありませんが、一般的には、出会ってから1年未満、特に半年以内で結婚することを指すことが多いようです。中には、交際数ヶ月や交際ゼロ日婚を決めるケースもあります。
なぜスピード婚が注目されるのか?
スピード婚が注目される背景には、次のような理由が考えられます。
- Z世代の特有の価値観:無駄な時間や労力を嫌い、「タイパ」を重視するZ世代の価値観とマッチしている。
- マッチングアプリの普及:効率的に出会えるアプリの普及により、短期間で相性の良い相手を見つけやすくなった。
- 情報量の増加:相手のプロフィールや価値観を知れるため、会う前からある程度の相性を判断できるようになった。
- 結婚観の変化:「恋愛期間の長さ=結婚生活の安定」とは限らない、という考え方が定着してきた
「スピード婚」のメリット

では、スピード婚にはどのようなメリットがあるのでしょうか?
スピード婚の主なメリットには、次のような事柄が挙げられます。
1.婚活期間の短縮による労力・コスト削減
スピード婚では、長期間の婚活にかかる時間、精神的な労力、デート代などのコストを大幅に削減できます。
「いつ終わるか分からない婚活」から早く解放されたい人にとっても大きな魅力です。
2.恋愛の駆け引き疲れからの解放
スピード婚は、恋愛特有の駆け引きが苦手な人にも適しています。
「相手はどう思っているんだろう?」「どうアプローチすればいい?」などと、あれこれ考える時間が減るため、ストレスなくストレートに結婚を迎えることに期待できます。
3.新鮮な気持ちのまま結婚生活へ
恋愛感情が盛り上がっている、いわゆる「ラブラブ」な状態のまま結婚生活に移行できる点も、スピード婚のメリットです。
マンネリ感とは無縁のまま、ワクワクとした初々しい気持ちで新生活をスタートすることができます。
4.決断力・行動力の証明
短期間で結婚という大きな決断ができるのは、決断力と行動力がある証拠とも言えます。
「この人だ!」という確信があれば時間をかける必要はない、という潔さと運命的な強い覚悟を感じられます。
「スピード婚」のデメリット

一方、スピード婚では、次のようなデメリットに気を付ける必要があります。
1.交際期間が短いことへの不安
交際期間が長くなれば、お互いのことを知る時間が増え、安心にもつながるものです。
しかし、交際期間が短いと、相手の性格、価値観、金銭感覚、生活習慣などを十分に理解する前に結婚することになります。
いざ入籍すると決まってから、不安が芽生えるケースもあるので、一時の感情だけで判断することのないように気をつけましょう。
2.価値観の不一致が後から発覚する可能性がある
恋愛期間は、価値観のすり合わせを行う期間でもあります。
短い付き合いでは見えなかった価値観の違いが結婚後に表面化し、大きなストレスになる可能性がある点には、特に気をつける必要があるでしょう。
3.周囲(家族・友人)からの心配や反対
スピード婚に対して「そんなに急いで大丈夫?」と、家族や友人から心配されたり、反対されたりする可能性があります。
中には、祝福されていない空気感にストレスを感じてしまう方もいるでしょう。
スピード婚を成功させるための5つの秘訣

最後に、スピード婚を成功させるための5つの秘訣をご紹介します。
秘訣1.自己分析と相手に求める条件の明確化
結婚を短期間で決断するためには、「自分自身がどんな人間で、どんな結婚生活を送りたいのか」を事前に明確化しておく必要があります。
特に、「絶対に譲れない条件」を設定し、価値判断の指針とすることが重要です。
自分の軸さえ定まっていれば、相手が「本当に自分に合う人か」を判断しやすくなります。
秘訣2.短期間での「見極め力」を養う
スピード婚では、限られた時間の中で相手の本質を見抜く「見極め力」が重要になります。
デート中の会話や行動などから、相手の価値観や人となりを判断しましょう。
特に、外食時は、金銭感覚(お店選び、支払い方)、店員さんへの態度、マナーなどを確認するのに適しています。
秘訣3.コミュニケーションの密度を高める
スピード婚では、会う回数や交際期間が短い分、コミュニケーションの「密度」を高めることが不可欠です。
遠慮したり、見栄を張ったりせず、赤裸々に話し合うことができれば、短い期間でも二人の距離はグッと縮まるでしょう。
秘訣4.周囲(家族・友人)への報告と相談
スピード婚の場合は、早めに家族や信頼できる友人に相手を紹介するようにしましょう。
少しでもパートナーのことを知ってもらう機会を増やすことで、交際期間が短いことへの不安が軽減されます。
また、反対されることもあるかもしれませんが、本当に結婚に相応しい相手なのかどうかを考えるきっかけになるでしょう。
秘訣5.周囲(家族・友人)への報告と相談
スピード婚で失敗するパターンの多くは、何もかも勢い任せに選択してしまうケースがほとんどです。
二人でしっかりと話し合う時間を作り、結婚後のイメージを共有することが、後悔しないための重要なポイントになるでしょう。
最近は、婚前契約書を交わすことで結婚後のトラブルに備える夫婦も増えています。
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まとめ|効率の求めすぎに注意!
スピード婚は、現代にマッチすると同時に、まだまだ不安定さを残す結婚スタイルです。
効率を求めるあまり、人生の遠回り=後悔とならないように、時には「急がば回れ」の精神で、丁寧にパートナーを探し求めていきましょう。
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